« 人の造りしもの | トップページ | 奇跡の価値は »

2011年10月16日 (日)

心のかたち 魚のかたち

「買えないモノが買いたい」「飼えないモノが飼いたい」自然を小さく再現しようという愚かなエゴイストのエモーショナルはアクアリウムばかりではない。
アクアリウムって盆栽と同じ様に活きたジオラマだと思ふ。ジオラマって模型の世界だが活きた表現を目指すのは活きた海を再現するマリンアクアリウムとあまり変わらなく思う。

ではマリンアクアリウムで究極の魚といえば活きている化石-シーラカンスだろう。
無論、未だに水族館での活きた展示もない。

簡単に云うと今の地球義とは全く違う地形のデボン紀から出現し、地球上で最も強靭な咀嚼力(あのT-REXの倍!!)を持つダンクルオステウスと同時期に生息していた魚。サメの祖先もちょうどこの時期。
Dsc04665
生物スカルプターのシーン・クーパーは世界でも指折りの活きた造型ができるスカルプター。ダンクルオステウスも彼の作品。クラドセラケを追加造型し、ダンクルオステウスの捕食シーンとし、デボン紀の日常のジオラマを創ってみた。っと、ここで更なる欲望が出て来た・・・

「シーラカンスをまるで飼育しているように再現したい!!」

捕食前のシーンを立体化したい。
じゃ、水槽ジオラマ仕立てで底モノ、ハタなどに餌を入れる前のシーン・・・捕食シーンは下側から上の動きがいい。これを再現しよう!! 
この意向をクーパーと打ち合わせ、スケッチから始めた。
Coelacanthconcept3
Coelacanthconcept2_3
古生代から現われたサンゴを付けたベース。
LR岩陰を思わせる場所から陽が透ける上方の小魚を今にもアタックする瞬間を捉えようとしたシチュエーションをイメージ。

Coelaarm3b
Coelaarm4b
Coelaarm6b
クーパー作品はマズ頭骨を造り、ボディの量感を木でつくる。

Coelasculpt1b
塩ビ系クレイで全体ボリュウムを整え、ポーズをキメル。

Coeladetail1b
Coelscales2b
焼かないと固まらない塩ビ系ネンドだからトコトンモールド追求。
ウロコの流れ、メリハリをつけて活きたディテールをコツコツ入れて行く。

Coelafinish1b
取り敢えず焼きを入れる前に最終チェック。
さてここから更に活きた表現を施して行く。

活きたシーラカンスモデリング
つづく


« 人の造りしもの | トップページ | 奇跡の価値は »

シーラカンスを飼う。」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 人の造りしもの | トップページ | 奇跡の価値は »