シーラカンスを飼う。

2012年8月29日 (水)

海底大戦争!?クルマダイとフエヤッコ

美しい原子力潜水艦スティングレイが登場する海底大戦争のメカデザインは50年前のモノとは思えないホド洗練されていると思う。
この当時、原子力潜水艦シーヴュー号といい、アカ抜けたフォルムはジツに流麗ー。
日本でも海底軍艦にサブマリン707、青の6号っといった海底で悪と闘う事が多かった60年代ー。
それら時代の産物だった多くのプラモデルが全国の池、川底、沿岸部には埋まっていると思われる・・・。

ボクは当時、スティングレイよりも敵(半魚人族)の潜水艦が好きだった。
まんま魚のカタチなのだ。考えれば最も理にかなっていると思う。
敵艦の名前はメカニカルフィッシュ。
魚屋でよく見る-目が飛び出して並んでるキントキダイのような・・・
昨年、便所水槽でDsc00986 飼育したクルマダイも、このメカニカルフィッシュが好きだったから。
水槽で小さなクルマダイが泳ぎ回るシーンは時を超え、プラモで遊んでいた子供の頃の記憶へ繋がっていく・・・
(ソロソロ、クルマダイ幼魚入荷シーズン?)

数年前、e-bayオークションで緑商会のメカニカルフィッシュが出品され、世界にはこの魚!?のファンがこんなに多かったのかっと驚いた。と、同時に自分ではもう買えないアイテムだという事を知った(泣。
コンスピ、ブラバンレヴェルではない・・・最新海水水槽システム1本分だった記憶がある。

数年前にコナミからジェリー・アンダーソンの一連食玩シリーズでこのメカニカルフィッシュも販売され、狂喜された方も多かったと思うが、もっと大きい模型が欲しい。。。

こいつの魅力は観てわかり易い機能美に、鋳造肌の頭骨に付けられた眼球レドームに
ボディ後半にかけての蛇腹のような厳つさがイイ!!

今風に云うなら原子力だけど、スチームパンクテイストってトコかな?

で、そんなテイストが大好きな人が創ったと思われる潜水艦模型登場!!

フィッチェテンフーの魚潜水艦(¥8000-)
Fichtenfoofishsub101









Fichtenfoofishsub00_2 これ、この通り、コノ手の深場系キントキダイというかクルマダイがイメージソース。

個人的に飼ってみたい魚はオキナワクルマダイ。鬼のように美しい・・・
だが、このような私的趣味にバッチリ合った模型がアメリカから出て来るなんて・・・
シビレた以上に心からアツくなりました。

Fichtenfoofishsub10_2 原型段階の1コマ。
コクピットです。1/35スケール。
幼き頃のメカニカルフィッシュにはなかった・・・
想像通りの創造性にウットリ。







Dsc06177 豪華版はインストもクラシックな羊皮紙に鑞止め。
エッチングパーツには1/35のファイアーコーラル、ヤギ、各種魚が付いてきます。






ジツは小学生の頃、フエヤッコが飼いたくて飼いたくて海水魚飼育チャレンジのきっかけでした。あの独特な形状と色彩は強烈な印象です。
あのワイキキアクアリウムのメイン水槽に泳いでいるオオフエヤッコはデルビーク氏が入社した時に入れたものだと教えてくれました。つまり・・・20数年、ンッ今なら30年!?水槽で生きているチョウチョウウオという事になります。
しかし、チョウチョウウオの動きって素早いですよね。普通、バック出来ないと思うのですが、チョウの種類だけは素早くバックしますよね。

で、そんなマニア心をくすぐるフエヤッコがコレ。
News2012828longnose インプラウジブル ロングノーズ サブマリシブル1/35。
これはカッチョエエ〜。

甲状腺の上に丸型ハンドルの搭乗口もそそります。







Fishsub2announce ファーストイメージはコレ。
この人のスゴイのはフエヤッコとオオフエヤッコの違いがわかってるって事。
オオフエヤッコは警戒心も強く、レア種。
もちろん飼育スキルも高いから、ワイキキの飼育年数は驚異的!!
スケッチ段階から口が長いがタイトルにもロングノーズってなってるのが生体マニアモデラーだと見破るよ(ニヤリ)
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更にこのロングノーツって黒褐色、黒化個体も実際にいるから、塗装の幅が広がる・・・。

センスもさることながら、アカデミックな解釈も観ていて昂る。





スチームパンクな模型はリアル表現一辺倒のスケールモデルを飛び越え、非常に高度な博学知識と美術様式から形成されていた。

2012年3月19日 (月)

活きのいい色合い。

この魚の活き活きとした色は碧色? また、活きのいい時の眼の色が不明すぎる・・・

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特に活きてる時の眼が・・・撮影時は皆、メタリックに光っててわからない・・・。
海水魚の瞳って、円ではなくやや楕円型になってるが、進化の過程だったシーラカンスに当てはまるのだろうか?

躯のホワイトチップはラテックスゴムによるマスキングして再現してみた。

下地はパール粉を混ぜてホワイト/ベージュ/ライトブルーを混ぜて仕上げてから、ホワイト部分をスポットに吹き付けた後、ラテックスゴムをマスキングして碧を吹き付けた。
まだ浅かったようなのでもう一度、ホワイトチップをラテックスマスキングして吹き付けていこう・・・。

活きたモデリング・・・も少しかかりそう・・・。

Dsc05165















水槽アクリルと同じ13mmの厚みの樹脂の中に閉じ込められた稚魚・・・コレ、クエらしい。
Dsc05166








内蔵含めた「身」の部分が透明・・・
これは透明人間が現実のものとなりそうだ・・・・

Dsc05167















コレ、かの有名な近大マグロ。
あの巨体なマグロの養殖に成功した近大産。

この透明標本、骨がよくわかる
紫といふか赤い部分が固いトコロ。青い部分が柔らかいトコロ。
一目瞭然で魚の特性、動きがわかる。

だからヒラメ系は躯の廻りが真っ青になっている。
他、カエル、ヤモリ系もある・・・
これらを水槽廻りに置くとアカデミック感を飛び越え、マッドサイエンスな趣味感に溢れる。。。

フランケンシュタイン博士、デュランデュラン博士・・・
SFホラー空間に近づいた気分になれる

http://aquatainment.jp/

近大OB企業だが、希少な魚などもアカデミックな姿に代わり永遠な姿で保存できる・・・

2011年10月16日 (日)

心のかたち 魚のかたち

「買えないモノが買いたい」「飼えないモノが飼いたい」自然を小さく再現しようという愚かなエゴイストのエモーショナルはアクアリウムばかりではない。
アクアリウムって盆栽と同じ様に活きたジオラマだと思ふ。ジオラマって模型の世界だが活きた表現を目指すのは活きた海を再現するマリンアクアリウムとあまり変わらなく思う。

ではマリンアクアリウムで究極の魚といえば活きている化石-シーラカンスだろう。
無論、未だに水族館での活きた展示もない。

簡単に云うと今の地球義とは全く違う地形のデボン紀から出現し、地球上で最も強靭な咀嚼力(あのT-REXの倍!!)を持つダンクルオステウスと同時期に生息していた魚。サメの祖先もちょうどこの時期。
Dsc04665
生物スカルプターのシーン・クーパーは世界でも指折りの活きた造型ができるスカルプター。ダンクルオステウスも彼の作品。クラドセラケを追加造型し、ダンクルオステウスの捕食シーンとし、デボン紀の日常のジオラマを創ってみた。っと、ここで更なる欲望が出て来た・・・

「シーラカンスをまるで飼育しているように再現したい!!」

捕食前のシーンを立体化したい。
じゃ、水槽ジオラマ仕立てで底モノ、ハタなどに餌を入れる前のシーン・・・捕食シーンは下側から上の動きがいい。これを再現しよう!! 
この意向をクーパーと打ち合わせ、スケッチから始めた。
Coelacanthconcept3
Coelacanthconcept2_3
古生代から現われたサンゴを付けたベース。
LR岩陰を思わせる場所から陽が透ける上方の小魚を今にもアタックする瞬間を捉えようとしたシチュエーションをイメージ。

Coelaarm3b
Coelaarm4b
Coelaarm6b
クーパー作品はマズ頭骨を造り、ボディの量感を木でつくる。

Coelasculpt1b
塩ビ系クレイで全体ボリュウムを整え、ポーズをキメル。

Coeladetail1b
Coelscales2b
焼かないと固まらない塩ビ系ネンドだからトコトンモールド追求。
ウロコの流れ、メリハリをつけて活きたディテールをコツコツ入れて行く。

Coelafinish1b
取り敢えず焼きを入れる前に最終チェック。
さてここから更に活きた表現を施して行く。

活きたシーラカンスモデリング
つづく